より高い報酬を獲得するには
報酬をもっと高くしたいなら
年収の高いエンジニアは、報酬をより高くするための努力を続けます。エンジニアならスキルアップをすぐに思い浮かべるかもしれませんが、ただスキルを磨いて待っていれば報酬が上がるというほど単純なものではありません。では、具体的にどうしていけばいいのでしょうか。
自分の強みを把握する
自分の強みについては、わかっているようで意外とわかっていない人が多いものです。自分になかなか自信を持てない人は、強みであるとアピールしてもいいようなことがあっても、強みと認識できていないことがあります。自分の強みを知るためには、まずキャリアやスキルの棚卸しをする必要がありますが、うまくまとまらないなら他の人の客観的な意見を聞いてみるという方法もあります。自分の強みがはっきりすれば、クライアントに提示するスキルシートの中身をより充実させることができます。できることを漠然と書いてあるスキルシートよりも、過去に経験したプロジェクトの期間や役割、得られた結果などがはっきりと数値化されているなら、クライアントが求めているエンジニア像とマッチするかを判断しやすくなります。できないことを背伸びして書いてしまうのは問題ですが、できることがあるのに書かないのは実にもったいないことです。
市場のトレンドを把握する
エンジニアの場合、開発に使用される言語のトレンドが次々に変化するので、独立したら最新の市場動向に目を光らせておくことが重要です。現状のスキルに新しい要素を加える必要があるなら、時間を作ってでも取り入れる努力をしましょう。過去の経験や実績に新しい要素が加われば、単価の高い案件へとジャンプアップするチャンスも生まれます。
問題解決力やコミュニケーション力を強化する
エンジニア全般に求められる資質として、問題解決力やコミュニケーション力がよく挙げられますが、独立するとより高いレベルが求められるようになります。トラブルが発生した際、問題を正確に把握してから解決方法を考え、適切に対処したという実績があると、クライアントからの評価が高くなります。コミュニケーション力が高ければ、チームとして一緒に働いた人からの信頼を得やすくなります。チームとして良い成果を出すことができれば、それもまた好評価につながるでしょう。クライアントがエンジニアに求めているのは、スキル以上にコミュニケーション力だともいわれています。コミュニケーションがあまり得意ではない人にとっては、努力して急に強化できるように思えないかもしれませんが、苦手を克服するという問題を自分なりにどう解決していけばいいかまず考えてみることができるでしょう。
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