デメリット:正社員のような「安定」がない
独立のデメリットとは
独立について考えると、いろいろな夢や希望が湧いてくるものです。しかし、メリットばかりに気を取られてはいられない現実もあります。中でもまず心に引っかかるのが「不安定な収入」かもしれません。エンジニアは独立してからすぐに活動を始めやすいこともあり、やりたい気持ちと踏み出す勇気があれば独立の夢はすぐに叶えられますが、安定した正社員の立場を捨ててまで独立すべきかは、大いに悩んでしまうところでしょう。ただ、デメリットにばかり気をとられていると、最大のチャンスを逃してしまうことにもなりかねないので、メリットとデメリットを公平に比較し、自分にとってどうすることがベストなのかを冷静に判断するようにしたいものです。
収入が不安定
収入の不安定さは、独立したらその後ずっとつきまとうことになる不安です。仕事がどんどん舞い込むまでに事業が成長すれば、不安定でも高い位置で収入が推移するとはいえ、そこまで到達するまでにはかなりの努力が必要でしょう。営業ばかりに時間を費やせば、受けられる仕事の量が減ってしまいますし、1つの仕事ばかりに注力していると、その仕事がなくなったとき急に収入がゼロになってしまいます。この点だけに注目すると、独立のデメリットが大きく見えますが、正社員だから絶対安定ではないという現実をふまえて考えると、イメージするほどの大きなデメリットとはならないかもしれません。
有給休暇は一切なし
有給休暇は法律で定められている権利で、正社員はもちろん派遣社員やパート、アルバイトの人もその職場で半年以上働けば付与されるものです。一方、独立した人に有給休暇はなく、休めばその日は完全に無収入です。休む日のぶんを考慮して計画的に稼げるなら別として、急用や急病で仕事を休まなければならなくなったとき、備えがないと途端に困ってしまうことは確かです。しかし、有給休暇を取れる立場にある人の多くは、思うように有給休暇を取得できていないという現実もあるので一長一短です。独立をする場合、万一の時に備えて有給に匹敵する資金を備えておくことで問題をクリアできるでしょう。
独立だけに孤独
人間関係の面倒なしがらみから解放され、自由に働けると喜んだのもつかの間、しばらくひとりで仕事をしていると、強い孤独感を感じることがあります。働き方によっては、何日も人と会わないままということもあるでしょう。SNSを活用すればインターネット上で人とつながることはできますが、実際に人と接する機会があまりにも少ないと、少し寂しい気持ちになるかもしれません。そんな場合は、同業者や他の独立している人達などが集まるイベントを活用し、悩みや相談ごとをシェアできる仲間を作るという方法もおすすめです。
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営業は外見も大事
見た目より中身が大事という考え方は間違ってはいませんが、ビジネスシーンにおける見た目は、仕事の量と質を左右する重要なポイントになります。髪型や服装に乱れがあるなど、清潔感がない人は営業に出向いても話を聞いてもらうことすらできないかもしれません。身なりがきっちり整えられている人は、仕事もきっちりとこなす印象を持ってもらいやすくなります。高価なものを身につける必要はありませんが、常に清潔感を意識しておくようにしましょう。
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在職中に人脈作りをすべし
人脈がある人とない人では、独立後の状況が全く変わってきます。直接利害にはかかわらないような人脈でも、それがいつどこで自分の助けになるかわかりません。社内外の人脈を会社員のうちに構築し、時間をとって起業家のセミナーなどにも顔を出してみましょう。あまり前のめりになりすぎず、知り合いを増やすというぐらいの気持ちで人と接するといいかもしれません。その際は、自分の利益ばかり考えるのではなく、相手の利益も一緒に考えるようにしましょう。
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メリット:全て自分で決めることができる
いつどこでどれだけ働くかを、自分の裁量で自由に決められるのが独立のメリットです。得意を生かせる案件に絞ってもいいですし、勉強しながら新しい案件にチャレンジすることも可能です。自分で休日を自由に決められるのも大きな魅力です。有給休暇はありませんが、休んだ分は他の日に取り返すことで調整できるでしょう。また、経費をしっかりと計上すれば節税にもなります。自由には責任が伴うとはいえ、組織に縛られずに働ける開放感は他にかえがたいものがあります。