在職中に人脈作りをすべし
独立を決めたらすぐにはじめたい準備
独立を意識すると同時にぜひ実行したいのが人脈作りです。独立して人間関係のわずらわしさから解放されたいと思っているとしても、今ある人脈はしっかりと確保しておきましょう。自分の事業にとってメリットがあるかどうかにかかわらず、できる限り多くの人とつながっておくようにすると、困ったことがあった時に相談できる相手も多くなります。営業をするにしても、エンジニアが不特定多数のクライアントに手当たり次第自分を売り込みに行くより、自分のことをよく知っている人に仕事を紹介してもらったほうが話ははるかに早くなります。
社内だけでなく社外の人脈作りをする
社内での人脈は自然に作ることができるとしても、社外の人脈は自分からのアプローチが欠かせません。営業職なら仕事で多くの人と名刺交換をするチャンスがありますが、それ以外の職種は社外の人脈があっても限定的なものでしょう。もし直接アプローチできるような出会いが社外にないならば、人脈の多い同僚に紹介してもらうという方法もあります。
すでに独立している人とのつながりを作る
起業家が集まるセミナーやイベントに参加するなどして人脈を増やしましょう。エンジニアという職種にこだわらず、職種や業種の異なる起業家の経験談やアドバイスはとても参考になります。ただし、セミナーやイベントにただ参加するだけでは人脈は増えないので、誰かから声をかけてもらえるのを待つのではなく、自分から積極的に近づいていきましょう。関心を持った相手に前のめりに急接近しようとするのではなく、まずは知り合うということを目標にするのがポイントです。
自らのメリットばかりを追求すると失敗する
人脈作りは事業を成功させるためにとても重要なことです。しかし、自分のメリットにばかり気を取られていると、いくら人脈を増やしてもやがては逃げてしまうものです。人脈が多ければチャンスは増えますが、利益ばかりを追求している人の人脈は、利益がなければやがて消えてしまうでしょう。人に出会ったら、自分の話ばかりせずに相手の話をよく聞きましょう。そして、自分の利益のためだけでなく、相手の利益のために何ができるのかを考えましょう。この人なら信用できる、この人といると自分が成長できると思ってもらえるような人のところには、人が自然と集まるようになります。FacebookやTwitterなどの拡散力があるSNSは、起業家の人脈作りにとても役立つツールです。イベントやセミナーへの参加と同時に、それらのSNSも上手に活用しましょう。SNSがあれば、自分だけではフォローしきれない有益な情報を入手することもできますし、自分で情報発信も簡単です。
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営業は外見も大事
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在職中に人脈作りをすべし
人脈がある人とない人では、独立後の状況が全く変わってきます。直接利害にはかかわらないような人脈でも、それがいつどこで自分の助けになるかわかりません。社内外の人脈を会社員のうちに構築し、時間をとって起業家のセミナーなどにも顔を出してみましょう。あまり前のめりになりすぎず、知り合いを増やすというぐらいの気持ちで人と接するといいかもしれません。その際は、自分の利益ばかり考えるのではなく、相手の利益も一緒に考えるようにしましょう。
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メリット:全て自分で決めることができる
いつどこでどれだけ働くかを、自分の裁量で自由に決められるのが独立のメリットです。得意を生かせる案件に絞ってもいいですし、勉強しながら新しい案件にチャレンジすることも可能です。自分で休日を自由に決められるのも大きな魅力です。有給休暇はありませんが、休んだ分は他の日に取り返すことで調整できるでしょう。また、経費をしっかりと計上すれば節税にもなります。自由には責任が伴うとはいえ、組織に縛られずに働ける開放感は他にかえがたいものがあります。