独立したいエンジニアに向けて

独立するエンジニアは準備期限を決めること

準備期間は期限を設定すべし

独立の準備にあたって決めておきたい「期限」

開業するには十分な準備期間が必要です。エンジニアは比較的独立しやすい職業ですが、会社員として働きながら独立に向けて準備をするならば、1年から1年半後の独立を目安に行動しましょう。準備期間は短すぎても長すぎても良くないので、あらかじめ期限を決めてから準備に取りかかることが大切です。

1年は長いようであっという間に過ぎてしまう

開業は1年先だからとのんびりしていると、時間はあっという間に過ぎ去ってしまうものです。会社員であれば日中のほとんどが仕事なので、1年まるごと準備に費やすことはできません。忙しい仕事をこなしながらの開業準備は、気力も体力も集中力も必要なので、限られた時間を有効に活用できるよう、しっかり計画を立ててスケジュール管理を行いましょう。計画を成功させるためには、自分で決めた期限を何としても守ると決意することが大切です。期限を決めずに準備を始めてしまうと、面倒なことが後回しになり、独立が少しずつ先延ばしになってしまいかねないばかりか、計画そのものが失敗に終わる可能性も高くなります。仕事と開業準備のどちらもが中途半端な状態になれば、今いる会社にも迷惑をかけてしまうでしょう。そのようなことにならないためにも、絶対にやり抜くという気持ちが本当に自分にあるのかどうか、まずはしっかりと自問してみるようにしましょう。

開業するまでのステップ

開業手続きとしては、開業届を管轄の税務署に提出すればそれで完了です。その前にまずやるべきこととしては、独立後にどのような分野でどんな仕事をするのか、ビジョンを明確にすることです。そして、営業活動のやり方について具体的な計画を立てて、マーケティングのノウハウを補強します。独立経験があるエンジニアが身近にいるならば、相談してみると実際的なアドバイスをもらえるかもしれません。

開業準備はモチベーションの維持が重要

ただ開業するだけならとても簡単ですが、問題は事業を続けていけるかどうかです。独立にはさまざまな魅力やメリットがあるとはいえ、会社員としての安定した立場を捨てていくのは勇気がいることです。また、独立を夢見るだけで計画に具体性がないと、開業することがゴールになってしまうでしょう。できないことに言い訳をしながらいつまでも準備期間が続くなら、独立に対するモチベーションの高さも変化しかねません。準備段階で弱気になっているようでは先が思いやられてしまいます。途中であきらめてしまいたくなることがあるかもしれませんが、そのようなときこそ強い気持ちで乗り切るのだと、最初に決意を固めておきましょう。

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